公開日: 2021年5月5日 - 最終更新日: 2022年7月7日

「立夏養心」夏を乗り切る健康のコツ!

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5月5日の今日は立夏です?

立夏は、二十四節気の第7番目で夏季の始まりです。

夏季とは5、6、7月の3ヶ月で
立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑の
六つの節気があります。

陰気が潜伏し陽気が最盛になり、一年の中でもっとも暑い季節です。
五臓の心は、火行に属し夏の臓器です。

今回は、この難しい時期に健康を保つコツを紹介したいと思います!

起きやすい心の不調

この時期は、
寝つき悪くなったり、頭がボーとする、夏バテ、熱中症、下痢、食欲不振などの症状が起きやすいです。

この時期に役立つ、心の養生ポイントは『養心安神』です。

一日での生活養生としては
・朝は花畑での散歩?
・昼寝をする?
・夜は頭をかっさで流す

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心血を消耗する悪い習慣

こういった暑い時期に避けた方が良い習慣もご紹介します!

夜更かし
23時は人体の造血機能が活発に行われる時間帯です。夜更かしは造血どころか、心血を消耗させてしまいます!長くなると目の乾燥、視力低下、動悸や不眠など血虚や陰虚の症状が現れます。

汗をかきすぎる
汗は心が蔵している液(潤い、水分)です。
『汗と血は同源』のため、かき過ぎると血液不足に繋がります!

体を冷やし過ぎ
夏には冷房の温度設定や冷たい飲食の過度の摂取に要注意。体が冷え過ぎると、傷つけられるのは心の陽気で、体温を36.5に保つため心がオーバーワークして疲れしまいます。また、それを支えるために血も消耗されます。

汗をかきすぎてはいけないし、冷やしすぎてもいけない、
というのは難しいですよね?

心の食養生

暑い夏に体に良い食べ物はどのようなものがあるのでしょうか?

?蓮子・蓮根
蓮子と蓮根は安心養神効果がとても高いです。不眠やイライラするなどの症状改善に役立ちます。

?枸杞茶
枸杞の実は、心陰と心血を補う漢方の生薬でもあります。

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?小豆、鳩麦、緑豆のおがゆ
利尿効果が高く、健脾安神の効果や余分の熱を排出する効果があります。

?ゴーヤー
利尿、健胃効果が高く、不眠や動悸、気持ちが落ちつかないなどの改善に優れた効果があります。

?卵?
卵は補気滋陰効果があるため、立夏から毎日食べるとエネルギーを補い、心を養ってくれます。とくにお茶と中華香辛料で漬けた茹で卵の茶葉蛋(チャヨウダン)がお勧めです。

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良い習慣と食生活で暑い夏を乗り切りましょう!

夏は、夏バテになったり、健康の敵が多いですよね…

こんな時期こそ、しっかり習慣を正して、体に良い食べ物を食べて、

心も体も健康に乗り切りましょう?

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雲瑶中医学養生談

https://youtube.com/channel/UCbjKgEVanwMLEN0EK4RMuBw 中医学と自然療法を広めている中医師の雲瑶です。 漢方アロマオイルや中医学、かっさ療法、薬膳について幅は広く情報発信を行なっていきます。 中医学は理解と慈悲の医学です。 天・地・人はファミリーです。 すべての生命は天と地から生まれ、また天と地に帰ります。
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