夏バテにおすすめの薬膳茶「烏梅湯(うばいとう)」
台湾や中国を代表する夏の薬膳飲料には、「烏梅湯」や「酸梅湯」があります。
夏バテによる慢性疲労や新陳代謝の低下、
気持ちが落ち着かない、消化不良などの症状にはお勧めの薬膳茶です!!
主原料の「烏梅」は、青梅を黒焼き(燻蒸)させたもので、
古くから民間の漢方薬の生薬として用いられてきました。
「烏梅」の煮汁を「烏梅湯」といい、山楂子や甘草を加えた
煮汁を「酸梅湯」ともいいます。
烏梅湯の配合は?
烏梅、甘草、山楂子、陳皮、洛神花(ローゼル)、氷砂糖、これらで作ることができます!
梅には体に良い有機酸が多く入っており
特にクエン酸が豊富で、体の疲労物質である乳酸を分解する力が葡萄糖の10倍だと言われています!
燻蒸した烏梅は、酸味を抑え胃腸に優しく、
酸味は収斂作用があり、出過ぎた汗やエネルギーを収斂して肝機能を高めます。
甘草や氷砂糖の甘みは、暑さで低下した胃腸を回復させ、さらに陳皮が加わると
消化不良や新陳代謝の低下を改善します。
この酸味と甘味が配合されると、なんと、汗を収斂するだけではなく
失った津液を生み出す力になります!
烏梅湯を煎じるときには、洛神花(ローゼル)を最後に入れます。
ローゼル(Hibiscus sabdariffa)は、多くの方がご存知のハイビスカスティーと呼ばれています。
むくみや血流を改善するため、体内にある老廃物を排出させるデトックス効果が抜群です。
ポリフェノールが含まれているため、老化防止と美肌効果もあります!
みなさんも、夏の暑いこの時期に、烏梅湯を飲んで夏バテ予防してくださいね!?